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ニュース・フラッシュ

2008年1月7日 メキシコ 小島和浩

メキシコ:カンポ・モラドプロジェクト、G-9鉱床の予備的経済評価結果

 ファラジョン・リソーシズ社(Farallon Resources)は、メキシコ・ゲレロ州に保有するカンポ・モラド・プロジェクトのG-9鉱床の予備的経済評価の結果概要を2007年12月28日付け同社HPに発表した。同HPの発表の概要は以下のとおり。
 本予備的経済評価は予測資源量3.13百万t(カットオフ品位亜鉛5%:平均品位は金3.05g/t、銀200g/t、銅1.58%、鉛1.15%、亜鉛9.69%)を基に実施した。その結果、鉱山寿命は6.3年、粗鉱処理量1,500t/日の操業による年間平均生産量は、金8,400oz、銀1.11百万oz、亜鉛72.5百万lb、銅11.1百万lb及び鉛5.21百万lbと見積もられた。また、山元の操業コスト(on-site operating cost)は選鉱処理量1トン当たり48.22US$、開発に係る資本コスト(start-up capital cost)は124.3百万US$、投資回収期間は約1年、税引き前内部収益率(IRR)は54%、割引率8%における現在正味価値(NPV)は141.8百万US$と試算された。これらの評価は、生産される銅、鉛及び亜鉛精鉱をアジアの製錬会社で処理するという仮定に基づくが、メキシコ国内で製錬/精錬を行うという案も現在検討中である。

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