エクアドル：Mirador銅開発プロジェクトに中国企業が強い関心

　Cesar Espinosa鉱業会議所会頭から得た情報によると、Correa大統領が11月中旬の中国訪問時に、突然、Espinosa会頭とEcua Corriente社のLeonardo Elizalde社長を中国に呼び寄せ、両国は以下の覚書(Letter of Intention)に署名した。
　・中国Min MetalとChinalcoが中心となり、Ecua Corriente社がMiradorで生産する銅鉱石を全量買いつける。
　・中国政府は、生産する銅・モリブデン鉱石の鉱山からボリバール港までの道路建設と港湾工事費として13億$の融資を検討する。
　・そのためにはEcua Corriente社の早期鉱山開発再開が必須であり、Correa政権は本件の解決のために努力する。
　これを受け、Correa大統領は、12月22日、Ecua Corriente社のMirador銅開発プロジェクト及びAscendant Copper社のJunin銅開発プロジェクトに出されていた鉱業活動一時停止処分を撤回し、両社にゴー・サインを与えた。また、制憲会議には、鉱業活動が順調に推移するためには鉱業法の一部改正が不可欠であり、2008年3月末までに改正案を成立するよう強く要請した。