ニュース・フラッシュ
2008年1月14日
メキシコ
小島和浩
グアテマラ:2008年の鉱業投資は約10億US$に達する見込み
2008年1月11日付け業界情報等によると、José Antonio Garcíaグアテマラ鉱業副大臣は、2008年の同国の鉱業投資が約10億US$に達するとの見通しを示した。同副大臣によると、2008年から建設工事が開始されるフェニックス(Fénix)フェロニッケル・プロジェクトに700百万US$、セロ・ブランコ(Cerro Blanco)金プロジェクトに100百万$の投資が計画されているほか、新しいセメント工場への投資が予定されている。フェニックス・プロジェクトはカナダのスカイ・リソーシズ社(Skye Resources)が、セロ・ブランコ・プロジェクトはゴールドコープ社(Goldcorp)が開発を進めている。
また、同副大臣によると、グアテマラでは先住民社会やカトリック教会の中に鉱業に対する反感があるにもかかわらず、鉱業分野は同国経済の中で最も発展を遂げており、GDPに占める鉱業の割合は2004年の0.2%から2007年には0.9%へと大きく成長している。さらに、同副大臣は同国の鉱業政策に関し、「鉱業委員会(2005年初めに創設。政府、教会、大学、研究機関及び環境団体の代表者で構成)が起草した鉱業政策ガイドラインが2007年に政府令として承認されたが、2006年5月に国会に上程された鉱業法改正案は未だ審議中である」とコメントしている。
