ニュース・フラッシュ
2008年1月16日
シドニー
永井正博
豪州:Ferguson資源エネルギー大臣、BHP BillitonとRio Tintoの合併に言及
連邦政府資源エネルギー大臣のMartin Fergusonは、地元紙のインタビューに答えて、BHP BillitonとRio Tintoが合併した場合、引き続きオーストラリアに存続することを期待すると述べた。
クリスマス休戦のあと、BHP BillitonはRio Tintoの買収キャンペーンを再開した。Ferguson大臣は、BHP Billitonは、2005年にWMC社をライバルのXstrataにうち勝って買収した後、ウラン銅鉱山のOlympic Dam鉱山の所有権を得て体制が強化されたと述べた。
Ferguson大臣は、BHP BillitonとRio Tintoの合併問題で無駄にする時間はなく、Rio TintoのCEOの Tom Albaneseと会談する予定である。
John Howard前首相は、退陣前に、経済最強国としてのオーストラリアに焦点を合わせて強化されることは何事でも、この国にとって良いことだと言って、合併の道を開いて置いた。
労働党はBHP Billitonの提案に対し、より慎重なポジションにある。Kevin Rudd首相は、選挙キャンペーン中、両社の合併についてオーストラリアの通常の法律が適用されるであろうと言っていた。
Ferguson大臣は、特にこの状況では、合併は究極的には政府の決定というより、市場の決定であろうと述べた。
オーストラリアの最大の貿易相手国である中国は、合併によって、必要以上の市場競争力が行使されること、大きくなったBHP Billitonがさらなる鉄鉱石価格引き上げができる能力を持つことを懸念しているという。
