閉じる

ニュース・フラッシュ

2008年1月18日 シドニー 久保田博志

Jabiru社、買収の可能性は?

 オーストラリア中堅鉱山会社のJabiru Metals Limited(本社パース、以下Jabiru社)の買収が囁かれているが、同社経営陣は、それを望んでいないようだ。
 Jabiru社の筆頭株主であるConsolidated Minerals Limited(本社パース、以下ConsMin社)がウクライナ資本のPalmary Enterprises Ltd.(以下Palmary社)によって買収され、Palmary社がJabiru社の実質的な筆頭株主となっている。このことが影響してJabiru社の株価はここ3か月間で35%下落し、市場では、同社が買収のターゲットとなっていると見ている。
 Jabiru社は、年間生産量 亜鉛36,000t、銅96,000t、銀900,000oz のJaguar鉱山(西オーストラリア州)が生産開始予定で、同鉱山で生産される精鉱は、Oxiana Limited(本社メルボルン)が購入し、Oxiana社のGolden Grove鉱山(西オーストラリア州)の精鉱と混ぜて出荷されることになっている。

ページトップへ