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ニュース・フラッシュ

2008年1月21日 リマ 西川信康

ペルー:今後の鉱業投資額135億$に

 エネルギー鉱山省は、2007年、15億$が新規鉱業プロジェクトや既存鉱山の生産拡張に投資されたことを明らかにした。また、現在予定されている鉱業投資の総額は135億$にのぼることから、鉱業は今後も当面ペルー経済の原動力であり続ける見通しを示した。具体的な投資計画は以下のとおり(単位:百万US$)。

 (拡張計画)
 Yanacocha鉱山シアン処理プラント:270
 Ilo製錬所、Toquepara鉱山、 Cuajone鉱山 (Southern copper):2,108

 (鉱山開発)
 Cerro Corona (Gold Fields):350
 (FS)
 Cajamarquilla (Votorantim):500
 Bayovar (CVRD):350

 (探鉱)
 Quechua (Pan Pacific Copper):490
 Los Chancas (Southern Copper ):1,000
 Toromocho (Chinalco):1,500
 Las Bambas (Xstrata):1,000
 Quellaveco (Anglo American):1,000
 Antapaccay (Xstrata):225
 Rio Blanco (Zijin Group):1,440
 Marcona (Chariot Resources):400
 La Granja (Rio Tinto):1,000
 Michiquillay (Anglo American):700
 Pucamarca (Minsur):46
 Galeno (Northern Peru Copper):796
 Hierro Apurimac (Strike Resources):34

 (政府入札)
 Bayovar II (Centromin):120
 
 一方、ペルー鉱業協会によると、2007年末までにエネルギー鉱山省によるFS実施の承認を得ることができなかったプロジェクトは8件で、投資総額は55億$にのぼっているとともに、エネルギー鉱山省の対応の遅れはFS実施にとどまらず各種認可手続き全般に及んでおり、効率的かつ迅速な処理能力が求められていると指摘している。

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