閉じる

ニュース・フラッシュ

2008年1月22日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:El Tesoro鉱山電力供給のバックアップのための環境影響調査を提出

 1月11月付の地元業界紙は、環境委員会ConamaによるとEl Tesoro銅鉱山はチリ北部第Ⅱ州の鉱山施設付近に建設を計画している電力供給バックアップ・プラントの環境影響調査報告書を提出したと報じた。このディーゼル電力ユニットは3.1~4.65MWの発電容量を持ち、鉱山が通常必要としている28MWの最大15%まで供給できる。このプロジェクトには360万US$が投資される見込みである。
 LuksicグループのAntofagasta Minerals社が所有するEl Tesoro鉱山は、現在、大北部連結システム(SING)より電力を供給しているが、報告書によると、このバックアップ・プラントは将来の電力供給制限のリスクを減らすために建設されている。大北部連結システムはアルゼンチンがチリへの天然ガス供給を全面ストップしてから、プレッシャーを受けている。結果として、多くの火力発電所が高価な輸入ディーゼルを燃やすことを強いられている。

ページトップへ