閉じる

ニュース・フラッシュ

2008年1月23日 シドニー 永井正博

豪州:Marathon社、Mt.Geeウランプロジェクトの採掘権を獲得できるか

 Marathon Resources Ltd.(本社アデレード、以下Marathon社)は、2007年12月土地所有者と警察により、Mt.Geeウランプロジェクト(南オーストラリア州)の試掘サイトにボーリング掘削屑と鉱山労働者の廃棄物が入ったプラスチックバッグが埋められていた件で、Arkaroolaサイトの汚染について調査を受けている。
 2008年1月16日、南オーストラリア州政府の環境保護庁(EPA)と一次産業資源省(Primary Industries and Resources:PIRSA)は、浅い露天掘りに埋められていたプラスチックバッグを現地の労働者に発掘させて、調査を開始した。
 Marathon社は、探鉱活動が探鉱権(EL)のコンプライアンスの義務に適合する様に行われたことを公表し、ボーリング計画がこの状況のため遅延しているとを主張した。
 Marathon社は、プロジェクトの管理を強化するため、鉱山管理の経験が豊富な同社役員のW. Ian McRaeをMt.Geeプロジェクトの担当役員として指名した。McRae氏の役割は、プロジェクトの採掘権を確保することである。
 しかし、州首相 Mike Rannは、会社と労働者によるゴミ捨ての出来事は受け入れがたいものであり、適正なことを行わない会社は、鉱山採掘権が許されないと述べた。
 Mt.Geeウラン鉱床は37,000tのウラン(U3O8)の資源量を持つという。

ページトップへ