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Herald社、インドネシアのPT Bumi社からの買収オファー受け入れ
Herald Resources(本社パース、以下Herald社)の役員会は、インドネシアの鉱山会社PT Bumi Resources社(以下PT Bumi社)からの2.25A$/株という買収オファーを受け入れた。同社は1月23日に、Bumi Resources社による買収提案に対し、買収を受け入れるよう会長宣言(Target’s Statement, ACCEPT IN THE ABSENCE OF A SUPERIOR PROPOSAL)を株主に通達した。 Herald社の買収価格は約445百万A$となり、最近の市場の中ではベストといえる。その上PT Bumi社は、過去2~3日で、値付けより低い価格でHerald社の株20%を購入できた。 Herald社はDairiプロジェクト(インドネシア北Sumatera州)で亜鉛・鉛鉱開発を手掛けてきたが、林業省からの土地利用許可がおりず鉱山開発の中断を余儀なくされており、今回、資源開発分野で多角化を計るPT Bumi社の買収ターゲットとなり、最終的に買収提案を受けざるを得ない状況に至ったもの。なお、DairiプロジェクトのLae Jehe鉱床の鉱物資源量は650万t、亜鉛品位11.3%、鉛品位6.1%(概則鉱物資源量は460万t、亜鉛品位11.6%、鉛品位6.2%、予測鉱物資源量は190万t、亜鉛品位10.6%、鉛品位5.9%)とされる。また、Anjng Hintam鉱床の鉱物資源量は800万t、亜鉛品位15.8%、鉛品位9.6%、(精測鉱物資源量は540万t、亜鉛品位16.5%、鉛品位10.2%、概測鉱物資源量は230万t、亜鉛品位14.7%、鉛品位8.7%、予測鉱物資源量は300万t、亜鉛品位は10.3%、鉛品位5.4%)とされる。 鉱山寿命は数年とされ、インドネシア初となる亜鉛・鉛鉱山の開発は、インドネシア企業の手に委ねられることになった。
