ニュース・フラッシュ
2008年1月25日
メキシコ
小島和浩
メキシコ:ヌカイ鉱山のストライキ突入は延期される
1月22日付け業界情報等によると、メキシコ全国鉱山冶金労働組合(STMMRM)はヌカイ(Nukay)鉱山で予定されていたストライキの突入を1月29日まで延期した。同鉱山は、ゲレロ州エドゥアルド・ネリ郡メスカラ町近郊(アカプルコ市北方180km)に位置し、ゴールドコープ社(カナダ)の現地法人ルイスミン(Luismin)社によって操業されている。報道の概要は以下のとおり。
現在労使間でストライキを回避するための労働協約更新に関する交渉が継続されているが、賃上げ率に関しては、労組の要求は10%、ゴールドコープ社の回答は6%となっている。ゴールドコープ社広報担当によると、会社側はストライキ突入前に労使間の合意がなされるものと予想している。一方、労組側代表は、労使間の交渉が賃上げ率の合意に限定されず、労働協約を構成する全ての点を見直すことを目的としている旨、表明している。