ニュース・フラッシュ
2008年1月28日
バンクーバー
武富義和
FCX社、2007年第4四半期、2008年の見通しを発表
米国FCX社は、2007年第4四半期の利益が423百万US$となり、前年同期の426百万US$から若干減少したが、売上高は16億US$から42億US$へ大幅に増加したと発表した。年ベースの利益は、前年の14億US$から28億US$へ、売上高は58億US$から169億US$へと大幅に増加している。
第4四半期の銅販売量は前年同期の1,031百万lbから878百万lbへ、金は538千ozから161千ozへ、モリブデンは18百万lbから19百万lbとなっている。2007年ベースでは、銅は前年の36億lbから39億lbへ、金は1.9百万ozから2.3百万ozへ、モリブデンは前年同様69百万lbとなっている。
2008年は、銅43億lb、金1.3百万oz、モリブデン75百万lbを計画している。銅の増産要因は、インドネシアのGrasberg、2007年末に生産開始し2008年中頃には240百万lb体制が整備されるアリゾナ州のSaffordによる。金については2008年後半に72%を販売するとしている。
2007年の投資額は18億US$、2008年には24億US$が見込まれ、南北アメリカでのいくつかの増産案件、コロラド州で再開するClimaxモリブデン鉱山(2010年に30百万lbのモリブデン生産を計画)への投資が含まれる。
