メキシコ：ヌカイ金銀鉱山、ストライキを回避

　1月28日付け業界情報等によると、メキシコ全国鉱山冶金労働組合(STMMRM)は、ヌカイ金銀鉱山の労働協約更新に関する労使合意がなされたことにより、予定されていた同鉱山のストライキを中止した旨、明らかにした。ヌカイ鉱山はゲレロ州の州都チルパンシンゴの北約40kmに位置し、カナダ・ゴールドコープ社(Goldcorp Inc.)のメキシコ子会社ルイスミン社(Luismin)が保有・操業している。同鉱山労組は、賃上げ率(労組要求10%に対し会社側は6%を提示していた)を主とした労働協約更新交渉が合意に達しなかった場合、1月29日からストライキに突入すると予告していた。労使間の交渉は最終的に賃上げ率9%で妥結したが、賞与及び福利厚生費の増額等を考慮すると実質的な賃上げ率は10.8%となる。