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ニュース・フラッシュ

2008年2月7日 シドニー 永井正博

BHP Billiton、Rio Tintoの買収へ巨額のローン

 地元紙によると、BHP Billiton は、Rio Tintoに1,640億A$の買収オファーを行ったが、これをRio Tintoが受け入れた場合、世界最大の資源会社が誕生すると同時に、BHP Billitonの負債金額も596%増加して、約852億US$となり、会社の借入金としては、市場最大級のものになる。この内訳は、BHP Billiton本来の借入金が122億US$、Rio Tintoの借入金が430億US$、そしてBHP Billitonの自社株買戻しの資金が300億US$とされている。
 BHP Billitonは、2月6日、Goldman Sachs Group、Citigroupほか、5銀行が世界最大規模の550億US$の融資を提供すると公表している。
 また、Rio TintoがAlcan社を買収するとき400億US$のローンを組んだが、これにより、会社の投資ランクはStandard & PoorによるとBBB+まで下がったが、BHP BillitonはA+の投資ランクを維持しているという。

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