ニュース・フラッシュ
2008年2月18日
バンクーバー
武富義和
Lundin Mining社、2007年第4四半期の見込み発表で株価が下落
バンクーバーベースのLundin Mining社は、2月28日の決算報告に先立ち、第4四半期の販売、2008年の生産見込みを発表した。この中で、会社は、利益とコスト見通しがThomson Financial等のアナリスト見解と異なり厳しいと述べたことから、同社の株価は-11%と過去2か年で最大の下落となった。
第4四半期の売上は、まだ確定はしていないが、アナリストが予想している343百万$を大きく下回り、概ね240~255百万$としている。利益は、為替レート、亜鉛等金属価格の下落の影響、更に、商習慣として、第3四半期の販売に対して第4四半期の亜鉛等金属価格で決済した影響を受け、70~90百万$を見込んでいるが、この中には、設備補修、鉱山閉鎖等の費用は計上されていない。
会社は、2008年の銅生産92千t、亜鉛202千t、ニッケル6.8千t、鉛47千tを見込む。