ニュース・フラッシュ
2008年2月21日
シドニー
永井正博
Oxiana社、2007年の年間利益減少
Oxiana Ltd.(本社メルボルン、以下Oxiana)は、会社始まって以来、初めての年間利益減少を報告した。
年間利益は、前年の553.2百万A$から305.8百万A$(Sepon鉱山のLaos政府の権益分を除く)へと減少した。生産はほぼ前年同であるが、亜鉛価格下落と米ドル安が影響した。販売も減少して、2006年の1,275百万A$から2007年は1,097百万A$へと減少した。
Oxiana社は、今後2年間で10億US$を新しいプロジェクトに投資すると述べた。このプロジェクトには、Prominent Hill銅金鉱山(南オーストラリア州)の完成、Martabe金銀プロジェクトの建設(インドネシア)、Sepon銅鉱山の拡張(ラオス)を含む。Prominent Hills鉱山の操業は、2008年後半に始まる。フル操業の年となる2009年には、銅金属量117,000t/年と金86,000oz/年を、現在の金価格をベースにキャッシュコスト0.8US$以下で生産することを期待している。このほかタイ、カンボジア、中国、インドネシアにおいてベースメタルと貴金属のプロジェクトを探している。
また、Oxiana社は、Rio TintoのNorthparkes銅金鉱山の獲得を検討しているという。