ニュース・フラッシュ
2008年2月22日
シドニー
永井正博
Iluka社、2007年の年間報告
Iluka Resources社(本社パース、以下Iluka社)は、2007年の年間報告を公表した。純利益は、2006年の約2倍の51.1百万A$に達した。
総収入は、2006年は983.4百万A$であったが、2007年は、920.1百万A$とやや減少した。負債合計は、2006年の596.5百万A$であったのに対して、2007年は598.1百万A$と微増であった。役員会は、最終配当はしないと決定した。
Iluka社は、450百万A$を投資して南オーストラリア州Eucla BasinのJacinth-Ambrosiaミネラルサンドを開発するため、市場で350百万A$の資金調達を行った。
また、2月21日、Iluka社は、Murray Basinの第2ステージプロジェクト開発の承認を行った。当初、開発コストは180百万A$の予定であったが、209百万A$に増加すると推定される。
Jacinth-Ambrosiプロジェクトの役員会での承認は、FS終了後の5月と見られる。400百万A$の予算から増加しそうな恐れがあるが、高品位ジルコンの最初の生産は、2010年に始まると期待されている。
