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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
チリ:Franke銅プロジェクト、2008年末までに銅カソード生産開始
2008年2月22日付の地元業界紙等によると、カナダ・トロントのCentenario Copper社は2008年末までにチリFrankeプロジェクトから最初の銅カソード生産を目指している。同社は声明の中で、このプロジェクトの操業コストの77%に相当する部分の契約を完了しており、これには全操業期間の水の供給、8年間の電力供給、全操業期間で必要となる硫酸供給の46%を含んでいる、と報告した。
硫酸の費用は予想される操業コストの37%を占め、価格高騰のため硫酸がこのプロジェクトの主な障害のうちの一つであると同社は述べていた。同社の代表はFrankeプロジェクトの硫酸についての契約の詳細を説明できるほどの準備ができていなかった。
Centenario社は、チリ・ペソ通貨に対して極端に低くなった米ドルの為替レート(2月26日現在で1US$につき470ペソ周辺で変動)が本プロジェクトの資本的支出をおよそ8.2%増加させた、とコメントしている。Frankeプロジェクトの開発コストは、当初発表された額は150百万US$であったが、現在は172百万US$と見積もられている。Frankeプロジェクトでは銅カソードは年間30,000t生産される計画である。
