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ニュース・フラッシュ

2008年3月6日 シドニー 久保田博志

BHP Billiton Argus会長、Rio Tinto買収について言及

 BHP Billiton(本社メルボルン/ロンドン)のDon Argus会長は、3月5日、メルボルンで開催された会合(Australian Shareholders Association/ASX Meeting)において、同社によるRio Tinto合併についてコメントした。
 Argus氏は、株主らに対して、「BHP Billiton株式3.4株に対してRio Tinto株式1株の合併条件は、Rio Tintoに570億A$の価値を付加するものであることを示し、Rio Tinto役員には合併の話合いに応じるよう求めている」と述べた。
 Rio Tintoは、同社に対する評価が低いとして依然、BHP Billitonからの合併提案を拒否している。Rio Tintoによれば、同社の鉄鉱石及びアルミニウム生産の今後の見通しは堅調で、Rio Tintoの2015年までの成長率が8.6%であるのに対して、BHP Billitonのそれは3.9%であるなど、Rio Tintoの生産量増加がBHP Billitonのそれを上回るものであるとのことである。

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