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ニュース・フラッシュ

2008年3月10日 バンクーバー 武富義和

カナダ:PDAC(カナダ探鉱開発協会)、人材育成についてカナダ先住民とMOUを締結

 PDACは、PDAC2008の開催期間中に、先住民議会(The Assembly of First Nations:AFN)との間で、初等教育、家庭での教育をも含む人材教育に関してMOUを締結した。
 PDACは、昨今の鉱業の活況により、今後10年間に8.1万人の労働力不足に陥ると予測しており、この解消策として今回のMOUを締結したもの。
 PDAC会長のPatricia Dillon氏は、先住民のコミュニティと鉱業は極めて関係が深く、労働力としての潜在能力は極めて高いと述べている。具体的には、カナダには1,200の先住民コミュニティがあり、その200km以内の地域で探鉱、生産等2,300の鉱業活動が行われている。
 AFN代表のPhil Fontaine氏は、連邦政府は学校を清潔、安全にするための資金供与に終始しているが、子供の能力を育てることが重要であり、連邦政府からの資金援助から解放されるためには、外部の力が必要であると述べ、今回のMOU締結の必要性を強調している。
 このMOUの下、PDACとAFNは、鉱業分野において、協力関係を推進し、会社とコミュニティとの相互関係及びお互いの問題解決に向け協力していくことになる。

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