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ニュース・フラッシュ

2008年3月17日 バンクーバー 武富義和

カナダ:低リスクのロイヤルティ会社に注目集まる

 サブプライム問題が拡大し、鉱業のコスト増が著しくなってきた今、Franco社のようなロイヤルティ会社が注目されている。
 1980年代、投資家は、ロイヤルティ会社というものは事業事態が受け身であり、操業に関与せず、金価格への影響がないとして不満を持っていた。しかしながら、現在、鉱山会社は、労賃、エネルギー、資機材等諸物価の高騰により苦労を余儀なくされている。一方、ロイヤルティ会社は、投資家に対し、利益享受、コスト負担なしというモデルを構築し注目されている。
 今、Royal Gold社、International Royalty社がFrancoモデルを継承しており、金価格の高騰を背景に収益を挙げている。
 Franco社の成功が、金のETFs、その他の商品ETFs、Silver Wheaton社のような操業会社を保有しないビジネスモデル等、鉱業分野での新しい創造的な手法に道筋をつけている。

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