ニュース・フラッシュ
2008年3月18日
サンティアゴ
平井浩二
チリ:2007年の売上が10億US$を超えた企業が31社に達する
地元各紙の報道によると、チリ・証券・保険監督局(SVS)に営業報告書を提出した企業のうち、2007年の売上が10億US$を超えた企業が31社に達した。2000年の11社からおよそ3倍に増加した。2007年は各社ともコスト高の影響を強く受けたにも拘わらず、営業報告書を提出した企業の58%がその売上を延ばした。
売上が最も多かったのはCODELCOで、2007年の売上は2006年の158億US$から7%増加し170億US$に、収益は67.5億US$になった。同社は銅及びモリブデン価格の高騰により好成績を上げたが、生産性の低下やエネルギーコスト等の上昇が影響し、余剰金(税引前利益)は2006年比8.3%減の84.5億US$となった。売上第2位は燃料会社のCOPECで、同社の売上高は123億US$であった。売上第3位はEscondida鉱山で同社の売上は101億US$であった。Escondida鉱山の収益は64.7億US$となり、2006年はCODELCOと収益の差が約18億US$あったが、2007年には2.8億US$に縮まった。
