チリ：CODELCO、銅価格の高騰にも拘わらず、2007年の国庫納入は760百万US$減少

　地元紙の報道によると、CODELCOは銅価格が3.05US$/lbであった2006年に9,215百万US$の過去最高の余剰金を計上したが、2007年は、銅価格が前年比6%も増加したにも拘わらず、余剰金は8,451百万US$となり、2006年と比べ760百万US$減少した。
　CODELCOは余剰金の減少は銅品位の低下、請負労働者によるストライキ、エネルギー等の主要生産財価格の上昇などが原因であると説明している。CODELCOの2007年の銅生産量は1,664,000tで、当初生産計画よりも170,000t減、2006年と比べると119,000tの減となった。また、生産コストは2006年の115.6￠/lbから142.3￠/lbに上昇した。CODELCOの生産コストはここ10年間に136%増加したこととなる。