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ニュース・フラッシュ

2008年3月20日 リマ 西川信康

エクアドル:鉱業改正法案に関する本格的な話し合いが、近く開始

 Galo Chiriboga鉱山・石油大臣は、現地新聞社のインタビューに応じ、鉱業法改正法案の今後の行方について見解を述べた。
 まず、現在の審議状況と今後の見通しについて、同大臣は、改正草案は、行政当局より制憲会議に提出され審議されているが、政府としては、3月中に制憲会議分科会で改正案が出され、4月に、鉱業関連組織・団体・地域住民との討論会を行い、5月中旬、憲法改正国民投票前の制憲会議総会の承認をもって改正法の発布に持ち込みたい。一方で、会議日程によりこれが不可能な場合は、新憲法発布後、その精神も盛り込んだ鉱業改正法が審議されることになり、その場合は法令改正の発布はかなり先になる可能性も指摘した。また、改正法案は、チリの鉱業公社CODELCOの豊富な経験を学びつつ、作成したものであることを付け加えた。
 また、露天掘り鉱山開発について、同大臣は、政府の管理を強化しつつ、今後鉱山開発を推進するといった政府方針はすでに決定済みあるとしながらも、露天掘りの可否については、各鉱山の環境影響評価調査結果を評価した上で決定すべき問題であると語った。

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