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- 鉱種:
- 金 ベースメタル
コスタリカ・ニカラグア:金山を操業するCentral Sun Mining社(カナダ)が2007年に60.9百万US$の損失を計上
Central Sun Mining Inc.(セントラル・サン・マイニング社、本社トロント:2007年11月にGlencairn Gold Corp.から社名変更)は、コスタリカに保有するBellavista(ベジャビスタ)金山の操業停止及びニカラグアに保有するOrosi(オロシ)金山の一時的な操業停止を主因として、2007年に60.9百万US$の損失を記録した旨、3月24日付け同社HPに発表した。その発表の概要は以下のとおり。
Bellavista金山では、2007年7月に地盤変動によりリーチパッド等に亀裂が発生し、シアンによる汚染が懸念されたため、操業を中止していたが、同年10月、一連の地盤変動による地滑りのため金抽出プラントが重大な被害を受けた。同社は、同金山の操業停止により、55.5百万US$の評価損を被った。また、Orosi金山では(2006年7月に買収)、金回収率の向上を目的として、2007年第1四半期に操業方式をヒープ・リーチングから精鉱生産に切替えたため、一時的に操業が中止された。これらの操業上の問題により、2007年のCentral Sun Mining社の産金量は前年比12%減の75,944oz(2.4t)、同じく売上高は前年比8%減の48.2百万US$に留まった。なお、ニカラグアに保有するLimon(リモン)金山は、計画どおりの順調な操業状況であった。
