ニュース・フラッシュ
2008年4月6日
ジャカルタ
池田 肇
インドネシア:PT-Newmont Nusa Tenggara社、2008年分権益7%の譲渡額を4億2,000万US$と提示
地元紙によればPT Newmont Nusa Tenggara社(PT-NNT)は3月28日、鉱業事業契約(COW)第24条に規定される外国法人持分権益のインドネシア法人への譲渡(ダイベスティチャー:内資化)に関し、2008年分権益7%の譲渡額を4億2,000万US$として、エネルギー鉱物資源省大臣Purnomo Yusgiantro大臣に正式にオファーしたことを明らかにした。Simon Sembiring鉱物石炭地熱総局長は、PT-NNTからの書簡を受領していることを認め、譲渡額の評価を行うため評価チームを設置すると述べている。PT-NNTの資産価値は、2006年政府試算ベースで総額36億US$、2007年分権益7%は2億8,200万US$と試算されていたが、PT-NNTによる評価では、現資産価値は46億US$で、2008年分譲渡額は2007年に比べ49%上昇している。資産価値の上昇は、2007年、銅、金の地金価格が年初に比べ25%以上、上昇した結果である。COWでは、政府はPT-NNTから正式オファーを受けてから1か月以内に購入の可否を検討し回答しなければならないとされる。
