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ニュース・フラッシュ

2008年4月7日 メキシコ 小島和浩

メキシコ:Gammon Gold社操業の2鉱山は、2007年に101百万US$の損失を計上

 Gammon Gold Inc.(ギャモン・ゴールド社 本社:加・NS(ノバスコシア)州)は、メキシコに保有する2鉱山の2007年の損失が前年の25.3百万US$より大幅に悪化し、101百万US$の損失(net loss)を計上した旨、3月31日付けで発表した。同社はメキシコ国内において、Ocampo(オカンポ)金銀鉱山(Chihuahua州)とEl Cubo(エル・クボ)金銀鉱山(Guanajuato
州)の2鉱山を操業する。同社発表の概要は以下のとおり。
 2007年に計上された損失の要因は、最近公布されたメキシコの新税法(企業単一税(IETU)の導入)に対応するための43.1百万US$の支出、及びOcampo鉱山の労働者30%減のための退職金4.4百万US$の支出である。さらに、2鉱山の平均総キャッシュコストが、インフレ及びOcampo鉱山の操業効率の問題を主因として、前年の366US$/ozから650US$/ozへと大幅に増加したことも損益に大きく影響した。2007年のOcampo鉱山の生産量は金87,647oz(2.7t)、銀3.45百万oz(107t)、同じくEl Cubo鉱山の生産量は金33,740oz(1t)、銀1.58百万(49t) ozであった。また、2007年の同社の金属販売量は、金121,107oz(3.8t)、銀5.03百万oz(157t)、売上高は152百万US$であった。

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