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ニュース・フラッシュ

2008年4月10日 リマ 西川信康

ペルー:市民オンブズマン、ペルーでの鉱業活動を巡る争議は45件

 ペルーの市民オンブズマンによると、2008年3月の調査によってペルー国内には93件の社会争議が存在しているが、このうち48%に相当の45件は鉱山会社と周辺地域間の対立であることが明らかとなった。地域別では、Ancash県(4件)、Tacna県(4件)、Ayacucho県(3件)に多いとしている。
 次に、地方政府の行政能力を問う住民と地方政府との対立問題が24件、県境を巡る地方政府間の対立が10件、中央政府への要望が10件となっている。
 一方、全93件のうち55%に当る51件は沈静化に向かっており、そのうち2件は解決済みだが、45%に当る42件で対立が続いている状況とし、前年同月の23件から大きく増加している。

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