ニュース・フラッシュ
2008年4月15日
サンティアゴ
菱田 元
ブラジル:Vale、自家発電事業に21億US$の投資を計画
4月10日付の地元業界紙によると、ブラジルの大手鉱山会社Valeは2011年までの間に自家発電事業に21億US$を投資する計画があると同社の総務担当執行役員Tito Martins氏が4月10日に語った。同氏によるとValeは既にこの発電事業に7億6千万US$投資したとのことである。
Valeは木炭による火力発電に焦点を絞っている。このタイプの燃料の使用については環境面からの批判があるものの、Valeは大掛りな再植生化事業をブラジル全土で実施している、と同氏は語った。
ValeはJirau水力発電所の入札に参加するつもりがあるかとの質問に対し、Martins氏はそれについてはまだ決定していないと答えた。Jirau水力発電所はSanto Antonio発電所と共にMadeira発電複合体の一部を構成しており、その競売が2008年6月初めに実施される見込みである。
リオデジャネイロに本社のあるValeは世界最大の鉄鉱石生産者であり、また、アルミナ、アルミニウム、銅、カリウム、その他鉱物資源の生産操業を行っている他、輸送及び発電施設の資産を有している。
