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ニュース・フラッシュ

2008年5月5日 バンクーバー 武富義和

カナダ:諸州、資源高、エネルギー高で高成長

 地元紙によると、カナダ統計局は4月28日、2007年の各州の実質成長率を発表した。
 もっとも成長率が高かったのはNF州で原油・天然ガス生産を背景に9.1%の成長を記録し、全国平均2.7%を大きく上回った。第2位は、オイルサンドが中心のAB州で3.3%であったが、成長率は前年の半分に止まった。
 金、ダイヤモンドの探鉱が活発化しているNWT準州は13.1%、NT準州は13.0%と2桁の成長を記録。ウラン、カリウムを生産するSK州は前年のマイナス0.4%からプラス2.8%成長へと転じた。
 一方、BC州は、個人消費が牽引役となり3.1%と平均以上の成長率となったが、資源生産では1位のON州、2位のQC州は、製造業の比率が高いことからそれぞれ平均以下の2.1%、2.4%の成長に止まった。

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