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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2008年5月6日 ジャカルタ 池田 肇

インドネシア:PT Antam、PT Krakatau Steel社、製鉄所建設に基本合意

 国営鉱山企業PT Antam及び国営製鉄企業PT Krakatau Steelは、4月22日、南Kalimantan州Kotabaru県Batulicinに粗銅年産能力315千tの製鉄所を建設する計画に基本合意した。第1期の総投資額は6,000万US$を見込む。PT Krakatau Steel社長Fazwar Bujang氏が明らかにしたところ、本合弁事業は、両社の覚書(MOU)に従い実行され、プロジェクト権益比率は、PT Antam 34%、PT Krakatau Steel 66%で、両者が投資額の35%を負担し、残る65%は、Mandiri銀行からの融資資金で賄う計画である。Batulicinの製鉄所は、PT Krakatau Steelがジャワ島Banten州Cilegonに保有する製鉄所を移設し、鉱山から製品加工工場まで統合した鉄鋼生産拠点を開発することで産業基盤の育成と国際競争力の強化を図る。Batulicinの粗鋼生産量は、第2期拡張計画として100万t/年まで3倍強拡張する。総投資額は6億US$と試算されている。PT Krakatau Steelの現在の粗鋼生産量能力は250万t/年である。

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