ニュース・フラッシュ
2008年5月12日
バンクーバー
武富義和
カナダ:Kinross Gold、2008年第1四半期増収増益、ロシア極東Kupolでの鉱石処理始まる
Kinross Goldは、2008年第1四半期の実績を発表した。金価格が650US$/ozから929US$/ozに上がったことから、売上高は前年同期の245.7百万C$から34%増の330.2百万C$、純利益は68.5百万C$から3.5%増の70.9百万C$となった。
金生産量はFort Knox、Round Mountain、La Coipaでの短期的な操業障害、Goldcorpとの資産スワップを行ったことから389千ozから332千ozに減少した。しかしながら、通年ベースでは1.9~2.0百万ozを生産するという計画の変更はないとしている。
ロシアKupolプロジェクトでは鉱石処理を開始しており、5月中に金銀が初生産される。2008年にKupolで生産される金のKinrossシェア分は365~390千ozを見込む。ブラジルのParacatu鉱山の拡張については既に476百万C$を投資済みであり9割方工事は完了、7月には試運転開始予定である。2007年の金生産量175千ozから2008年には305~335千ozを見込む。米国ワシントン州Buckhornプロジェクトは10月に試運転開始となる。
