ニュース・フラッシュ
2008年5月12日
バンクーバー
武富義和
カナダ:Goldcorp、2008年第1四半期は増収増益へ
Goldcorpは、金価格高騰の追い風を受け、2008年第1四半期の売上高が前年同期の474.2百万US$から32%増の626.7百万US$へ、純利益は124.9百万US$から83.7%増の229.5百万US$になったと報告した。純利益は、諸コスト高、将来の所得税の評価替えに係る56.6百万US$に及ぶ為替差損があったものの、Silver Wheaton株式売却益136.5百万US$が大きく貢献し大幅増となったものである。
販売量について、グアテマラMarlin鉱山、メキシコLos Filos鉱山の操業は好調であったが、長年同社の主要資産とされてきたON州北西部Red Lake鉱山の生産量が28.4%減の129千ozに低下したこから、全体としては527千ozから518千ozへと微減した。キャッシュコストはカナダドル高、労賃、消費財コスト増により前年同期の181US$/ozから33%増の240US$/ozまで上昇した。
2008年第1四半期のトピックとして、16億US$に上るSilver Weatonの株式売却がある。
メキシコ・サカテカス州のPenasquitoは、総額15億US$に及ぶ大規模金鉱山であり、2008年中にはヒープリーチングによる金生産を目指している。
