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ニュース・フラッシュ

2008年5月22日 ロンドン 竹谷正彦

南ア:外国人に対する暴動鎮圧に軍隊を投入

 各社報道によれば、南アのMbeki大統領は、5月21日に外国人に対する暴動を鎮圧するために軍隊を投入することを承認した。
 この暴動は、2008年3月頃からプレトリアやヨハネスバーグの黒人居住区で外国人が襲撃され死亡する事件が発端となった。襲撃の対象は、南ア人の職を奪ったとされるジンバブエやモザンビークなどアフリカ周辺諸国からの不法移民であった。しかし、最近では、暴動がダーバンなどの東港湾都市に飛火し、襲撃の対象もインド人、パキスタン人、中国人へと拡大してきており、今回、軍隊により暴動を鎮圧する事態となった。
 今回の暴動による鉱山への影響については特に報道されていないが、鉱山で働く外国人労働者も多く、今後の暴動の状況に注意する必要がある。

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