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ニュース・フラッシュ

2008年5月29日 シドニー 増田一夫

豪:Access Economics社、豪州の鉱業生産予測を発表

 経済コンサルタント会社のAccess Economics社は、豪州の鉱業成長予測を発表した。
 本調査は豪州鉱業協会の委託によるもので、世界的な資源需要は2020年まで続くことが予想され、この需要増に対応するため、豪州は鉄鉱石、石炭、ニッケル、亜鉛、銅をはじめとする資源の供給量を増大させていく必要があるが、一方、豪州鉱業界をとりまく設備不足と不十分な法整備により、現在の資源需要への対応が遅れた結果、過去5年間で170億A$の経済的損失があったと試算しており、今後も、人材不足や設備不足は大きなリスクとなりうると指摘している。豪州政府が鉱業への投資促進に向け現在抱えるリスクを最小化できれば、豪州は2020年までに1,290億A$の国民所得(現在の国民所得12%増)を得られると結論付けている。

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