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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル レアメタル
2008年6月4日 シドニー 永井正博

豪:Jervois社、中国2社とYoungニッケルJVプロジェクト(NSW州)契約に合意

 Jervois Mining Ltd.(本社:メルボルン、以下Jervois社)は、NSW州のYoungニッケルプロジェクト開発のため2つの中国の会社とJV契約の合意をしたと公表した。
 中国の会社は、China Railway Group(中国鉄道グループ、以下CRG社)とYunnan Jiaming Technology and Industry Company(以下Jiaming社)であり、ニッケル生産量3,000t/年のプロジェクトに初期投資45百万A$を行う。
 CRG社/Jiaming社は、資金を調達して、資産適正評価手続とFSを2008年10月31日まで完成させ、その時までに3社は正式の協力開発契約を締結する。この契約は、中国と豪政府の承認を条件としている。その後、Jervois社が探鉱鉱区を提供し、CRG社は資金を提供し、Jiaming社は、ニッケルとコバルトの回収ため特許権のあるリーチング技術の提供を行い、JV会社を設立する。
 NSW州南西のYoungプロジェクトではニッケル、コバルト、スカンジウム、鉄の存在が確認され、資源量は、ニッケル含有量で1.2百万t、将来の生産計画ニッケル50,000t/年で24年のマインライフを有する。
 なお、この地域は1860年代、ゴールドラッシュ時代に欧州系鉱山と中国系鉱山が権益をめぐって争った経緯があるという。

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