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ニュース・フラッシュ

2008年6月10日 サンティアゴ 菱田 元

アルゼンチン:現地系探鉱会社Examina社、San Juan州でウラン鉱徴を発見

 6月3日付の地元業界紙によると、アルゼンチンSan Juan州の探鉱会社が同州Jachal地区で非常に高品位のウラン鉱徴を発見したと発表した。同役員E.Oviedo氏によると「非常に高品位のウランの鉱徴を含むことから、この地域はウラン鉱床賦存のポテンシャルが高い広範囲な堆積盆に位置すると判断できる。」としている。
 既に得られている分析値にはウラン品位1%といった数値もあり、Patagonia地方の堆積盆やMendoza州の鉱床のウラン品位が0.1%未満であることを考えると、これは非常に期待の持てる数字であると述べている。この地域はSan Juan州北部の標高2,500m以上のJachal地区に位置する。
 2006年にアルゼンチン政府は戦略的ウラン計画を再開し、8年間で85億US$を投資することを決めた。同国は、今後25年間の需要を賄うためには少なくとも30,000tのウランが必要となると予測している。

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