ニュース・フラッシュ
2008年6月23日
バンクーバー
武富義和
カナダ:Centerra Gold、キルギス政府とのKumtor協定難航から株価下落続く
Centerra Gold Inc.(本社:トロント)は、6月17日、現社長兼CEO並びに副社長兼CFOの交代、並びに、キルギス政府とのKumtor金鉱山に関する協定の現状について発表した。
本協定については、2007年8月30日からCenterra、Cameco、キルギス政府との間で協議を開始したが、再度の期間延長にも拘らずキルギス議会による批准がなされず期限切れとなったため、投資協定に基づき6月23日に再開される国際調停会議に委ねられることになった。
また、Centerraは、同社が有するKumtor金鉱床全てをカバーする探鉱権及び南西地域、Sarytor地域の鉱業権の無効をビシュケク地域裁判所から言い渡されたと述べた。本件についても上述した国際調停に委ねられる。なお、Kumtor金山自体は当該指令には影響を受けず、金生産は継続される。
これらの発表を受け、同社株価は1日で26.5%と過去最大の下げ幅を記録した。
