中国：金川集団公司、銅製品生産能力を5年間以内に倍増する計画

　安泰科によれば、中国の大手ニッケル生産企業である金川集団公司が、今後5年間で銅製品の生産能力を倍増する計画である。
　2008年、金川集団公司の銅地金生産量は2007年の22万ｔから30万ｔに引き上げ、新たに建設した銅製錬所と電解精製所が操業を開始したため、2009年末までに銅年間生産量が40万ｔとなる計画である。また、現在、年間生産量6万ｔである銅板、銅管の生産量を5年後には20万ｔにする計画である。
　金川集団公司は、2008年のニッケル生産量を2007年の11万ｔから12万ｔ引上げ23万tとする計画である。本公司の酸素吹込みによるニッケル溶錬が2008年7月に生産開始する見込みで、本工程の処理能力はニッケル精鉱100万ｔ/年である。