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- 鉱種:
- 亜鉛 ベースメタル
中国:四川宏達集団公司、亜鉛製錬所操業再開の目途立たず
安泰科によれば、四川省什分市にある亜鉛製錬所の操業再開は、地震による被害が大きく、現在も目途が立っていない。政府調査団メンバーの一人である安泰科職員が、被災地の復旧状況の調査のため最近、四川省に行き、四川宏達集団公司本社、什分支社を訪問したが、2008年5月12日以来、閉鎖されたままであることを確認した。
四川宏達集団公司は、什分市に亜鉛地金年産能力1万、2万、5万の3製錬所と2.5万の酸化亜鉛工場を有する。地震発生後、これらの亜鉛製造施設は工場の壁の崩落など大きな被害を受けた。
四川宏達集団公司の情報によると、1万t/年の製錬所の操業は再開させたが、経済的に見合わず、すぐに操業を中止した。また、同社は、生産能力10万t/年の亜鉛合金工場を地震発生時に建設中であったが、未だ工事が再開できず、その目途は立っていない。
