ニュース・フラッシュ
2008年7月3日
リマ
西川信康
ペルー:Global Gold社、ウラン探鉱に投資継続
業界紙等によると、Macusani Yellowcake(本社:Tronto)の子会社Global Gold社(本社:米Greenwich)は、2007年に開始したPuno県でのウラン探査に対して新たに500万US$を投資することを明らかにした。
Global Gold社による投資額は2009年末までに900万US$に達する見通しのほか、これまでの探査で確認された埋蔵量は7,200万tに上るという。なお、同社は、探査活動に関して周辺地域の農民コミュニティの同意を得ているものの、ウランに関する誤った情報を得た一部農民団体が、コミュニティ代表者らに対して探鉱許可や鉱区拡大を認めないよう求めているという。
一方、Gamioエネルギー鉱山省次官は、石油価格の高騰によって代替エネルギーの探査が活発化している中、ペルーでは豪州及びカナダの合計5企業ウラン探査を行っているとしたほか、ペルーのウラン埋蔵ポテンシャルは中南米で最大である可能性を示唆している。また、エネルギー開発調査研究所は、今後5年間でペルーのウラン探査に対して2億5,000万US$が投資される見通しを示した。
