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ブラジル:Galvani社、2014年のウラン生産を4倍増と予測
7月7日付け地元業界紙によると、Galvani Mineracao社はブラジルのウラン生産量が2014年までに現在の4倍となり、年産約1,500tまで増加すると予測した。同社は最近、ブラジル北東部Ceara州のウランとリンの探鉱案件が認可された。
Galvani社は6月に、ブラジル大手鉱山会社Valeと米国のBunge社を押えて、このプロジェクトの探鉱権を落札している。Galvani社によると、7月4日にGalvani社代表がブラジル国営原子力公社INB幹部とCeara州政府高官に会い、Itataia鉱山プロジェクトの探鉱計画について議論した。INB理事長のAlfredo Trajan Filho氏によると、Itataia鉱山のウラン生産の第1段が2012年に開始し、1年後の生産量が年間1,200tになるよう計画している。一方、リンの生産は2012年に180,000t、2014年に240,000tに到達することが期待されている。本プロジェクトのリンの埋蔵鉱量は800万tと見積もられている。INBとGalvani社の間のパートナーシップの下、Galvani社はリン灰石生産を管理し、INBはウラン生産を管理する。
「INBとGalvani社とのパートナーシップは、INBにとって新たな始まりの指標となる。プロジェクトが位置するSanta Quiteriaで努力しており、INBは成長しプロジェクトと共に前進することを保証する。」とTrajan Filho氏は述べた。
ブラジルの肥料生産者であるGalvani社は、Itataia鉱山に350百万US$投資することになっている。地元プレスによると、Itataia鉱山にINBは100百万US$を投資しており、Ceara州政府は道路、水、電力供給の改良といったインフラをサポートするため85百万US$を追加投資している。
