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ニュース・フラッシュ

2008年7月15日 シドニー 原田富雄

豪:Macmahon Holding社、アボリジニによる請負会社を設立

 Macmahon Holding社(本社:パース)は、’Doorn-Djil Yoordaning’と呼ばれるアボリジニの請負会社を設立したと発表した。名前は、西豪州のNoonar Balladon語からとったもので、「団結」という意味で、これがアボリジニ雇用の創出になると同社は述べている。
 鉱山の請負は、探査や鉱山開発のテンポが早く、同社のような請負会社は採用する労働者の資格不足ということから、最近では労働者不足に直面している。アボリジニを鉱山労働者に雇用する動きは、高い失業率を示す地方にとっても良い結果を見せており、同社では3,000の労働者のうちアボリジニを100人雇用し、今後も増やす方針としている。
 同様の例としてFortescue Metals Group社では、最近アボリジニの労働者に対して現場での教育や、運転免許の取得によって鉱山におけるアボリジニの労働者の雇用の機会を促進させている。

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