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ニュース・フラッシュ

2008年7月15日 ジャカルタ 小岩孝二

インドネシア:PT Newmont Nusa Tenggara社、2008年分権益7%の譲渡についても商事仲裁申し立て

 地元紙によれば、PT Newmont Nusa Tenggara社(以下、PT-NNT)は7月11日、鉱業事業契約(COW)第24条に規定される外国法人持分権益のインドネシア法人への譲渡(ダイベスチャー:内資化)に係る2008年分権益7%について、商事仲裁による解決を求める文書をエネルギー鉱物資源省へ送付した。Batu Hijau銅・金鉱山をめぐるダイベスチャーについては、2006年及び2007年分合計10%については商事仲裁によることが両者で合意されているところであるが、同省は6月16日に、7月13日までに2006~08年の17%をインドネシア側に移転しなければCOWを停止する旨の文書をPT-NNTに送付していた。同社は、権利保持のため、商事仲裁申し立てを実施した。なお、2006年及び2007年分の商事仲裁については7月に開始される予定であったが、PT-NNT側仲裁人の健康状態を理由に、開始が遅れる見込みである。

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