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ニュース・フラッシュ

2008年7月21日 シドニー 原田富雄

豪:Rio Tinto2008年第2四半期報告

 7月16日、Rio Tintoは2008年第2四半期の操業状況を発表した。
【鉄鉱石】
 同社は、2008年第2四半期において豪州における鉄鉱石生産量は41.9百万tを記録した。これは、同社のYandicoogina鉄鉱山の年間採掘能力を52百万tまで拡大、また、Hope Downs鉄鉱山の開発による。Hope Downsは、この四半期で3.5百万tを採掘したが、2009年初頭には年間採掘量30百万tを目標としている。
 同社の強固な鉄鉱石生産量は、最近最高となった鉄鉱石の売買契約を基に達成されており、主要な顧客との契約は、2008年、塊状鉱で96.5%、良質鉱で79.9%、加重平均で85.7%の増加を達成している。
【ボーキサイト、アルミナ、アルミニウム】
 また、2007年第4四半期の380億US$によるAlcan買収を反映して、ボーキサイトの生産量は2007年第2四半期と比較して100%、アルミナが231%、アルミ地金が374%増加した。試算では、ボーキサイト、アルミナ及びアルミ地金における会社全体での増加率はそれぞれ11%、9%及び1%である。
【石炭】
 豪州の一般炭、原料炭の生産は、2008年第1四半期にGL州で発生した洪水があったにも拘わらず、2007年第2四半期に比べ、それぞれ15%アップの5.5百万t、25%アップの2百万tとなった。
【ウラン】
 豪州の子会社であるRio’s Energy Resources社のウラン生産量は、1.6百万lb(726t)で2007年の同期比26%低下した。

Rio Tino:生産状況

主要鉱産物

単位

四半期

前年同期比(%)

2008Q2

2007Q2

Q2(2008/07)

Q1(2008/07)

アルミナ

千t

2,266

685.0

231

233

アルミニウム

千t

1,014

214.0

374

380

ボーキサイト

千t

8,567

427.8

100

103

ホウ酸塩

千t

171.0

145.0

18

18

原料炭

千t

2,038

1,633

25

0

石炭
(その他豪州産)

千t

5,542

4,830

15

8

石炭(米国産)

千t

30,947

30,318

2

1

粗銅

千t

214.9

186.5

15

4

電気銅

千t

82.8

100.7

-18

-20

ダイヤモンド

千カラット

4,557

6413

-29

-31

鉄鉱石

千t

41,860

37,117

13

14

二酸化チタン供給原料

千t

405.0

367.0

10

6

ウラン

千lb

3,149

3,207

-2

8

ウラン

t

1,430

1,456

-2

8

出典:Rio Tinto

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