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ニュース・フラッシュ

2008年8月12日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:BHP Billiton、Escondidaの鉱量増加に4年間で300~400百万US$投資

 8月7日付の地元業界紙によると、BHP Billitonベースメタル部門は、Escondida銅山の生産維持のため今後4年間に約3~4億US$の投資を予定している。
 Escondidaでは今後増産しないが、現在の生産量を維持しつつマインライフを延ばしていく旨をチリ鉱業協会(SONAMI)が8月7日サンティアゴで開催した会議で同社ベースメタル部門のHernandez社長が表明した。
 同社長は、銅品位低下が恒常的に見込まれることから、3年前から探鉱と鉱山拡張を積極的に推進し始めており複数の探鉱ターゲットを把握している。Escondidaの現状粗鉱品位より低品位であるが、平均品位Cu 0.7~0.8%の鉱床があり、これらにより、現在の生産レベルを当面維持できる見込みである。
 Escondidaの2008年第1四半期生産量は銅量ベースで334,651tで、品位低下のため対前年比13.4%減となった。7月にBHP BillitonはEscondidaの操業範囲内で鉱量10億t、品位Cu 0.6~1%のPampa Escondida銅鉱床の発見を発表している。

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