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ニュース・フラッシュ

2008年8月12日 シドニー 原田富雄

豪:SA州の経済成長は鉱業部門が牽引

 SA州の経済規模は他州に比べ比較的小さく、豪州全体のGDPの6.7%(主な産業は公共部門、製造業、地場産業、小規模の鉱業)、人口比で7.5%にすぎない。あるエコノミストは2007/2008年の経済成長率を3.75%、2008/2009年で2.75%と予想しており、これは堅調なビジネス投資や住宅建設を反映した予測となっている。
 SA州で経済成長のポテンシャルが高いのは鉱業であり、2008/2009年のSA州予算ベースで、2007年の鉱物探査費は332百万A$と前年比で78%の伸びを示し、豪州全体の伸び率の16%大きく超えている。この20年間のSA州の経済成長は、豪州の平均についていけず、この傾向は今後も続くと見られるものの、鉱業部門の開発ポテンシャルは同州の経済成長率に大きく影響を与えるものとして今後注目しなければならないと見る筋もある。

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