ニュース・フラッシュ
2008年8月12日
シドニー
原田富雄
豪:排出権取引制度が産業界に与える影響
地元報道によれば、連邦政府が導入を検討している排出権取引制度は、素材、公共事業、航空、運輸部門の大企業の評価に影響を与えたことを報じている。Citigroupは、海外との競争にさらされている豪州の製造事業者は、高い製造コストに直面することになると予想しており、同制度導入によりアルミ、紙、鉄鋼、セメント会社のコスト上昇は、それらの市場資産の0.5~7.0%程度に相当すると試算している。最もその影響を受ける事業者として、Bluescope Steel社、OneSteel社及びAlmina社の他ミネラルサンド生産企業のIluka社が挙げられている。
制度の詳細は、政府白書(White Paper)や法案が発表になるまで明確にはならないものの、排出権取引制度は大きな炭素排出事業者にとって、財務上マイナスの影響を持つことになるだろうとしている。


