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ニュース・フラッシュ

2008年8月16日 ジャカルタ 小岩孝二

インドネシア:PT Antam、2008年第2四半期順調な生産

 インドネシア国営鉱山会社PT Antamは、2008年第2四半期の生産実績を発表した。フェロニッケルについて、2007年はポマラ製錬所第3号炉の運転開始により20千tの生産計画を立てたものの、同年6月に発生し修復までに2か月超を要した同炉の事故を受け、2008年は安定生産を重視して18千tの生産計画を立てており、同計画のもとでは順調な生産が行われているといえる。2007年以降、四半期ごとの生産実績は下表のとおり。

 

2007年
第1四半期

2007年
第2四半期

2007年
第3四半期

2007年
第4四半期

2007年計

2008年
第1四半期

2008年
第2四半期

FeNi(Ni純分量:t)

4,352

4,394

3,512

6,274

18,532

4,362

4,152

Ni鉱石

1,735,424

1,923,249

1,670,049

1,784,140

7,112,870

2,313,299

1,916,171

High Grade*
(Ni品位2%超)
(wmt)

1,735,424

2,041,412

1,547,234

1,538,476

6,744,383

958,529

1,295,879

Low grade*
(Ni品位2%以下)
(wmt)

0

0

122,815

245,672

368,487

1,354,770

620,292

金(kg)

770

690

668

663

2,791

935

577

銀(kg)

6,199

6,099

5,650

6,177

24,126

7,633

5,734


*ニッケル鉱石の分類については、2007年まではサプロライト(品位1.5%以上)とリモナイト(品位1.5%以下)で分類してきたが、2008年からHigh Grade(品位2%超)とLow grade(品位2%以下)で分類して発表している。この表では、2007年のHigh Gradeの行はサプロライト、Low gradeの行はリモナイトを示している。

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