ニュース・フラッシュ
2008年9月1日
リマ
西川信康
ペルー・ボリビア:大韓鉱業振興公社KORES、ペルー、ボリビアでの活動状況
【KORESリマ事務所長ヒアリング状況】
KORESのリマ事務所Park Young-Hoo所長より聴取した情報によると、同事務所は、2007年11月に南米初のKORES海外事務所として開設され、主な任務は情報収集、新規プロジェクトの発掘、既存プロジェクトの管理となっており、今後の鉱山ビジネスを展開する対象として、チリではなく、ペルーを選択したと語った。ペルーでの主なプロジェクトは、Marcona銅開発プロジェクト(Chariot Resources 70%、KORES 15%、LG Nikko 15%)であり、現在、FS中で、2011年に生産開始(銅精鉱とSxEwカソード)の予定であり、KORESの地質技師1名が現地事務所に常駐している。また、LG-Nikkoが資本参加しているRio Blancoについては、地域住民との対話が進展しておらず、暗礁に乗上げた状態が続いていることを明らかにした。
一方、ボリビアのCorocoro銅探鉱・開発プロジェクト(COMIBOL 55%、KORES 45%)については、現在、COMIBOLとの契約書が、国会で審議中であり、1か月程度で最終承認が得られ、プロジェクトを開始する見通しを示した。なお、これにより、KORESは、近々、ラパス事務所を設置する方針であること、また、韓国大使館も9月にラパスに新設されることを明らかにした。
