豪：Intec社、Hellyer亜鉛精鉱プロジェクトの操業を中断

　Intec社(本社：豪・シドニー)は、亜鉛・鉛価格の低下を理由にTAS州Hellyer亜鉛精鉱プロジェクトの操業を中断し、将来的な亜鉛・鉛価格の上昇時に備えて設備・機材を維持管理状態にすることを2008年9月8日に発表し、2008年9月17日に維持管理に向けた作業を開始した。
　Hellyer亜鉛精鉱プロジェクトは、Hellyer鉱山の廃さいダムから亜鉛精鉱の回収するプロジェクトで、2006年10月からIntec社とPolymetals Mining Services Pty Ltd.(本社：豪・ブリスベン)とのJV(権益比率各50％)によって開始された。2007年から生産を開始し、2008年第2四半期には15,392tの精鉱(含有量Zn 5,775t、Pb 1,949t、Ag 2,778kg)を生産したが、2008年第2四半期には亜鉛価格が操業開始時の半分以下となっており、2008年8月1日にはJVパートナーであるPolymetals Mining Services Pty Ltd.がJVから撤退した。